2006年03月27日

塾は友達と話をしながら勉強するものだと思っていた

M,N
私は小学6年生の6月に塾に入りました。

初めて塾に来たとき、驚いたことが3つあります。
1つ目は立腰です。私はもともと姿勢が悪かったのですが、最近は昔より良くなりました。そして、集中力も増して勉強に取り組むことができました。

2つ目は感想を書くことです。初めての塾の日には10行もかけるか不安でしたが、思ったより書けました。私はもともと文章を書くことが嫌いで得意ではなかったのですが、今は昔より、分かりやすく、早く書けるようになったと思います。

3つ目はとても静かだったことです。
私は塾に入る前、塾とは友達と話などをして勉強するのだと思っていましたが、まったく違っていました。誰も話さず、一生懸命勉強に取り組んでいました。解説@ 

そして何より、この塾に入ってよかったと思うことは、塾の先生の説明がすごく分かりやすかったことです。
また、テスト前も勉強会を開いていただき、ものすごく集中して勉強に取り組め、テストに臨むことができました。

3年半、あっという間に過ぎてしまいました。本当にありがとうございました。高校生になってもこの塾で学んだことを忘れずにがんばっていきたいです。

★家族へ 
今まで塾に通わせてくれてたり、進路のことでも相談にのってくれたりして感謝しています。私はこの塾に入り、本当に良かったと思います。ありがとう。そして高校生になっても色々よろしくお願いします。

★後に続く人たちへ 
今は一生懸命に勉強する時期だと思います。だから、今まで以上にがんばって一生懸命勉強に取り組んでください。


*******************************

解説@ 
最近、「教室が静かで驚いた」と感想を書く人が増えました。私は、「学習は静かに集中して行なうのが当然」と考えていたのですが、最近の子どもたちの考えはだいぶ違うようです。

学校の授業が変わったからなのでしょうか。ワイワイガヤガヤ友達と楽しくおしゃべりしながらするのが勉強と考えている子が多いようです。

塾の中にもアットホームを売り物に、お菓子を出したり、休み時間にゲームで楽しんだりということで子どもの気を引こうとするところがあります。講師が玄関まで出迎え、小中学生に「いらっしゃいませ」と挨拶する進学塾もありますし、通塾回数や宿題をやってきた回数に応じてポイントを出し、ゲーム機があたるというところまであるそうです。

3年ほど前、他塾から転塾して3ヶ月ほど経ち学校のテストも上がってきた中2の生徒が突然やめたことがありました。

母親に聞いた理由が「みんなが一生懸命勉強してるのがいやだ。教室が静かでいやだ。」とのこと。これには何と答えて良いか分かりませんでした。母親も「だから勉強できるようになったんじゃない。前の塾ではおしゃべりしながらの勉強で長く通っても少しも勉強できるようにならなかったじゃない。」などと説得してくれたそうですが、とにかく「静かに勉強するのはいやだ」というだけだったそうです。

私たちは、上で書いたような授業を「子どもに迎合する授業」として、子ども本人のためにならないと考えていました。

今でもその考えに変わりはありませんが…。

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posted by 日々 学 at 22:59| Comment(47) | TrackBack(11) | 卒業作文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月17日

自分で学ぶ意味

T,K

僕は、何かひとつに集中するのが苦手で、家でもあまり勉強をしませんでした。そのせいでテストの点も良くなかったので、この塾に入りました。でも、最初は「塾なんて…」と思っていました。

立腰(りつよう)の意味もよくわからなかったし、早く帰りたいのに「感想書かなきゃいけないのかよ。…」と思っていました。解説@

でも不思議に、立腰をしていないと姿勢がいつの間にか悪くなってしまいダラダラしてしまうのに対し、立腰をしていると自然に姿勢が良くなり勉強に集中していけるのです。

そのお陰なのか、この塾に入って初めてのテストで苦手だったはずの数学と英語が両方とも80点以上をとったのです。解説A

この塾では数学と英語を中心的にやっており、学校より早く進んでまるで学校の勉強が復習みたいになってよくわかりました。英語では基礎となる単語の覚え方がよくわかりました。
また、意味の無いと思っていた感想でさえ、学校の国語の授業で「文章力が上がったな」と言われたのです。

意味が無いと思っていたことも大きな意味があったんだと思いました。

もうひとつ、この塾は強制的に勉強をやらせるのではなく、「自分自身の意思」でやります。
先生は、「誰かに言われて勉強するんじゃなく、自分自身の意思で勉強しなくちゃいけない。」と言ってました。

僕はその通りだと思いました。誰かに言われて勉強してもすぐやめちゃうけど、自分の意思でやれば、言われてやるより確実に学べます。僕自身家で勉強なんかしたことが無かったのに、少しずつやり始めました。お陰で、第一志望校に前期推薦で合格することができました。

この塾で学んだことは、「自分で学ぶ意味」と「効率の良い勉強」でした。

もしこの塾に入っていなかったら、もっと、すぐ投げ出してしまう人間だったと思います。この塾は、それではいけないと気づかせてくれました。

今まで色々なことを教えていただき、本当にありがとうございました。


★家族へ
僕は決して「良い子」じゃなかったし、「勉強しろ!」と言われても無視をしたり、迷惑をかけてしまったけれど、これからもよろしくお願いします。

★後に続く人たちへ
みんな勉強は好きじゃありません。でも投げ出さないでやるべきです。その努力した分、いつか幸せになると思います。

*******************************

解説@ 
立腰(りつよう)の意味もよくわからなかったし、早く帰りたいのに「感想書かなきゃいけないのかよ。…」と思っていました。

まさにここに書かれている通りの態度でした。
立腰の意味も分からなかったとありますが、最初から聞く耳を持たない相手にどんな説明の言葉があるのでしょうか。

意思が強くなる。
落ち着くよ。
頭が働くようになる。
姿勢を良くするとケアレスミスがなくなると、NHKで放送してた。
集中力が付く。
勉強ができる人ほど姿勢が良くなる。
風邪を引かなくなるよ。

考えられるだけの言葉で説明するのですが、猫背ひとつ直させることがなかなかできません。

そんな生徒の気持ちを変えるには一体どうしたらよいのでしょうか。

「こうすればいい」という秘策や裏ワザがあれば良いのですが…。
学生時代から数えれば30年以上生徒と接していますが、それでもまだまだ毎日が悪戦苦闘の連続です。

「北辰の其の所に居て衆星のこれに共(むか)うがごとし」が実現するのは
いつの日でしょう。


解説A 





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posted by 日々 学 at 06:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 意思を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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