私がこの塾に入ったのは、小学6年生ぐらいでした。
その頃私は、親が「中学から英語が始まるから今のうちに塾に入ってた方がいいんじゃない。」という理由と、あと兄もこの塾に入っていたという理由で入ってしまいました。
はじめの頃はとにかく驚きました。まずはじめに、この机の向きです。学校の机の向きと違っていて、「どうやって勉強するのかな〜」と、思いました。次に驚いたのは立腰です。
多くの人が立腰することに驚いている通り、私もこれにはとても驚きました。はじめの頃は、やり方がよくわからなく、みようみまねでやっていたけれど、ちゃんとしたやり方を知ってから、勉強するのが楽になりました。解説@
次に驚いたのは、勉強中に誰も話している人がいないことです。それまで、勉強中はたいてい友達と話していて、あまり集中できていなかったけれど、この塾に入って勉強の集中力がとても上がったような気がします。解説A
最後に驚いたのは感想文です。はじめの頃は「感想文なんか書いてどうするのかなぁ」と思ったけど、どんどん書いていくうちにその理由がわかったような気がしました。
それは、まず第一に感想文を書くことによって、今日学んだことの反省とこれからどう勉強するかがわかることです。
第2に国語の読解力がつくことと、作文を書く力がつくことだと思います。もうこの塾に通って4年間が経ちました。この塾から学んだことは多く、これらを高校生活や社会で役立てていこうと思います。4年間、本当にありがとうございました。
●家族へ
今までありがとうございました。私は何度もやめようと思ったことがあったけど、何とかやめずにやってこれました。解説B
これを書いているときはまだ、高校に受かっているかどうかわからないけど、受かっているように祈ってください。最後までありがとうございました。
●後に続く人たちへ
私は私立を受けていないから言えるのですが、私立は必ずと言っていいほど受けておいて方がいい。公立を第一希望にする人は、私立に絶対に受かると思うところを受けておくべきだと思います。それは、公立で推薦を落ちるとあとは一般しかないということでプレッシャーが大きいからである。そして早くから勉強を頑張るべきです。

解説@
立腰姿勢に慣れないうちは、ぎこちなく感じますが、身体が慣れてくると腰を入れた姿勢の方が疲れず、頭も働くようになります。肺も広がり酸素をたくさん取り入れられ、血液の循環が良くなりと体の働きが良くなります。その結果、脳の働きも良くなり、集中できる時間も増えますから、勉強が楽になるというわけです。
解説A
多くの人が、「授業が静かで驚いた」と書いています。話していたり騒いでいたら勉強はできません。授業というものは静かなものが当たり前だと思っている私にとって、「授業が静かで驚いた」ということに驚きます。最近の学校の授業はどれくらいうるさいのでしょう。
そう言えば学校だけでなく、他の進学塾などを経験してきた複数の生徒も同じようなことを言ったり書いたりしていました。教室は学習の場。言わば、真剣勝負で自分を鍛える道場です。友達と話しながらの勉強では、集中できるはずがありません。それでは勉強ごっこです。その一時は楽しいかもしれませんが身に付くものは少ないでしょう。
「教室は、成人式の会場ではありません。」と言ったら、成人式を主催している人に怒られるでしょうか…。
解説B
生活が豊かに便利になった現在、子ども達から、我慢する力がなくなったと言われています。「辛抱(しんぼう)」等という言葉はすでに死語となっているようです。
しかしいつの時代でも、人が希望や夢を実現しようとすれば、困難を乗り越える以外にありません。
どんなに生活が豊かになっても、夢や希望は困難の中にしかないからです。歴史上の人物であっても、今現在活躍している人であっても、自分の夢を実現しているように見える人は、絶対に困難を避けてはいません。
そして、困難に挑戦しようとする時、必要になるのが我慢する力です。逆に言えば、何も目標を持たない人、その日、その時だけ面白おかしく暮らしていければいいやというキリギリス派の人は我慢する力もあまり必要でないかもしれません。もっとも、そんな面白おかしい人生がずっと続くということは考えられませんが…。
学校の授業や部活を終えてから塾に通うというのは確かに楽なことではありません。ほとんどの塾生が一度や二度、「塾をやめたい」と考えたことがあると思います。毎日の生活が豊かになればなるほど、通塾を困難と考える度合いは増すでしょう。でも、だからこそそれを続けることで我慢する力が付くとも言えます。
昔から、「可愛い子には旅をさせろ」とか「他人のカマの飯を食わせろ」等と言います。
「我慢を経験することが、しっかりした人間に成長するために必要だ」ということを、長い経験の中で得、知恵として伝えていたのでしょう。
個人差もありますが、塾に通うことは、本人にとってかなりな努力を要するものだと思いますし、またご家族の協力、努力無しにはできないことでもあります。
在塾生もこれから弱音を吐くこともあると思いますが、そんな時にこそ親の出番です。困難と直面したときどんな態度で生きればよいのか等、これは父親の方が適役かもしれません。
子育てには、「愛」と「敬」が必要と言われます。「敬」は、「生きる方向を示すこと」で、普通父親の役目と言われています。受験のような大きな節目にこそ出番です。仕事上の経験などを交えながら、真剣に生きることの大切さを話して下さい。そして、ぜひ励ましてやって下さい。
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なるほど、確かに学校では一斉指導ですから、先生まで静かにしていては授業になりません。
言われるように、生徒はそのあたりに違和感を感じるかも知れませんから、そのあたりは前もって、伝えておいた方がいいですね。参考になりました。ありがとうございました。