ぼくは、小学生のときにこの秀学舎に入塾しました。
「中学へ入ると授業で英語があるから、その前に英語の勉強をしておいた方がいいんじゃないの?」と親に言われたからです。
当時僕は、習字に水泳、野球という3つの習い事をしていました。しかしぼくは「うん。」と答え、入塾を決意しました。
小学生であったぼくは、塾というものがどういうものなのかまったくわかりませんでした。なので、初めての日に見たこの独特な机の並び方、立腰をすることが普通なのだと思っていました。
中学へ入学して、友達が色々な塾へ通いだして、どんな塾か聞いたら「学校のように授業する」と言われとても驚きました。
ぼくの勉強はどうだったのかというと、中学1年の1学期から3年の2学期まで、定期テストでは400点以下が一度もなく、順位も20位以下が一度もなかったです。解説@
小学生から通っていたぼくには普通の塾だとしか思えないけれど、同級生であるK,I君は、入塾してからあっという間に学年1位になり、T君はテストの点が悪く、落ち込んでいたら先生に「よくがんばっていたじゃん。」などと言われていたので、日々先生とS先生はすごい人なんだなと感心しました。解説A
はっきり言ってこの塾は、進学塾と違って、個別指導で、自分のペースで勉強でき、わからない所はわかるまで徹底的にやったので自分の学力が伸びたのだと思う。この塾で自分は、勉強の他に、色々なことを学んだと思う。例えば人間としての生き方など…。解説B
ぼくはこの塾で学んだことを誇りにして、これからも一生懸命勉強し、六大学を目指し、悔いのない高校生活を送っていきたいと思っています。長い間、親身になって指導して下さり、ありがとうございました。
●家族へ
受験2週間前ぐらいから、「落ちたらどうしよう。」と気が遠くなるほど何回も聞かせてしまってすいませんでした。解説Cこれからは、しっかりと余裕を持って勉強をしていきたいと思っています。
●後に続く人たちへ
中学校での勉強はとても大変だけれども、毎日復習をしっかりして、受験前に余裕を持って、悔いの無いようにして下さい。努力は絶対に裏切りません!!解説D強い意志を持って勉強に命を注いでください。
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解説@
これを読むと、彼ははじめから優秀な生徒で、勉強ではあまり苦労した事がないのでは…、等と思われたかも知れません。しかし、実は彼は小学生の時から受験直前まで、定期的に歯科医に通い、歯並びの矯正を続けていました。
体験した方はお分かりでしょうが、口の中に長期に金具を入れる矯正はかなりきつい治療です。矯正に歯の痛みはつきものです。色々な痛みの中でも歯痛は相当辛いものです。いったん痛みがおこれば、何も考えることは出来ませんし、何をする気にもなれません。
彼の場合は、歯痛ばかりか頭痛が起きて、何度も授業を休まざるをえませんでした。また、定期的に歯医者に通いつづけなければならないというのは、本人はもとよりご家族にとっても大変な苦労です。
こうした中で彼は、5科目合計400点以上をずっと維持し、維持しただけでなく徐々にそれを上げていきました。3年生の1年間はコンスタンスに450前後をキープ、最後の3年2学期には、中学生活自己最高の472点をとりました。彼の努力とそれを支えたご家族の応援には頭が下がります。
解説A
卒業作文に「勉強がイヤでイヤでたまらなかった」、「入塾した日からやめたかった」と書いていたT君です。基礎も何もできていなかったT君だったので、すぐに何点か上げる指導ではなくじっくり腰をすえた、根本的な復習をしていたときのことです。
そういう方針だったので、入塾したての定期テストでは、他の人に比べてほんのわずかしか点数が上がりませんでした。「結果は良くなかったが、T君のやった努力は偉い。必ず良い結果に結びつく…」そんなことを言った覚えがあります。多分その時のことでしょう。T君のその後は、彼自身が作文に書いている通りです。
私も3人の子の親ですが、つい結果が良いと褒め、悪いと責めるというように、結果だけを見て物を言いがちです。しかし、それに至った過程を見る必要があります。生徒達にいつも語りかけている『学精神十則』の第7章は「結果より経過を、答えより学び方を大切にしよう。」です。
解説B
1人でもこんな風に感じてくれる生徒がいたら正直うれしいことです。
解説C
優秀な生徒でも試験が近づくと、かなりのプレッシャーに襲われます。しかし、教室では学習に集中しそんな素振りも見せませんでした。いつも明るく考え方が前向きで、意思の強い生徒だという印象しか残っていませんが、その分安心できる家庭で発散していたのかも知れません。
そういう場があるのは幸せなことです。妹の面接の時にお母さんから「おじいちゃん、おばあちゃんにも優しかった」と聞きました。そういう雰囲気を持つ暖かいご家庭だったからこそ、外で頑張る力も出たのでしょう。
最後に助けてくれるのはそれまでの本人の学習の積み重ねですが、一般的にはそれを支えるのはやはり、最も近い存在である家族と言えます。
紆余曲折(うよきょくせつ)は人生の常ですから、あったにしても基本的には彼が、受験に対して一生けん命真剣に立ち向かったからこそ、結果として目標達成に結びついたといえます。
受験本番は受験日当日ではありません。本番はいつでも今です。
努力しなかった昨日はどんなに嘆いても取り戻すことはできません。
同じように、明日にどんなに希望を願っても、確実にそうなるという確証はありません。
自分のすべての努力とエネルギーを注げるのは、今日という日をおいて他にありません。
今日真剣に学ばない人に受験の成功はありません。
今日真剣に学ぶからこそ、怠惰に過ごした昨日の反省が生きるのです。
今日真剣に学ぶからこそ、明日が明るい日になるのです。
キミの前にどんな未来が待っているかは、キミが今日、どれだけ真剣に学んだかによるのです。
解説D
「努力は絶対に裏切りません。」いい言葉です。思わず手帳に書きこんでしまいました。
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